2010年4月18日日曜日
ボストン・フリーダムトレイルの旅1 ボストン・コモン
2009年6月10日
ボストンコモンは都会の街中にある、意外と小さな公園だった。いや公園全体を見たわけではないので、こう断定するのはボストンの人たちに失礼かもしれないが、中西部の広々とした風景に慣れている私の目には、どうにも小さく見える。平日であるのにもかかわらず、たくさんの観光客や、小学生の団体や、地元の買い物客が、信号がパカパカ点滅する交差点を行き来したり、地下鉄の出口から噴き出したりしていたせいかもしれない。公園内では、若い男性軍が、体育会系クラブの練習なのか、映画で良く見る海軍の練習風景のような訓練をしていた。このボストンコモンは、イギリス兵の駐屯所だったらしいので、このような連想をしたのかもしれない。
ボストンコモンのインフォメーションセンターの前には、清教徒の格好をしたツアーガイドが、観光客に話しかけていた。公園の階段を昇り、ビーコンストリートに行くと、観光バスの前に、これもピューリタンの女性の衣装を着たガイドがいた。彼女の客達らしい一群の向こうには、ガイドブックで見た大きなレリーフがある。このレリーフは、「シャウ・メモリアル」という。ガイドブックによると、南北戦争時代の北軍で最初の自由民黒人連隊と、それを率いる白人の指揮官Robert Shawを描いているらしい。このレリーフ前は、ボストンのもう一つの観光コースである黒人の歴史を見るコースの出発点にもなっている。またボストンを訪れる機会があれば、ぜひこの黒人歴史コースを探索してみたい。
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