最近、私の中で好感度急上昇中なのが、なんとデニーズ。アメリカのデニーズを日本のファミレス・デニーズと混同してはいけない。日本のデニーズは、元々アメリカのデニーズと契約していたが、今は社名とロゴだけを使っているだけで、全く別会社らしい。ちょいと昔まで、デニーズと言えば、パンケーキとか、ハンバーガーとか、フレンチフライとか、典型的なダイナーメニューが中心だったが、最近は新メニューに力を入れているように見受けられる。(もしかしたら、私がそれまで気付かなかっただけかもしれないが。)
日曜日の朝、夫と一緒にデニーズに行った。その店舗は高速からすぐ出た、カンザスシティのダウンタウンにある。地所の良さの為か、レストランは満席だった。旅行客と地元人がごった返した感じだ。なので地元に居ながら、旅行しているような気分もする。席に着いて、メニューを開けると、「ツアー・オブ・アメリカ」という大きな写真が華々しい、期間限定メニューがあった。レストラン内にも「ルート66」を思い起こさせるようなドライブ旅行をイメージしたイラストや、星条旗のポスターが貼ってある。要するにアメリカ各地の名物からヒントを得た新メニューという事だ。これはかなり、アメリカ人の心をくすぐる名案である。例えば、フィラデルフィアの「チーズステーキ」だとか。しかし私が今回注文したのは「マリブ・フィッシュ・タコス」だ。小さめの小麦粉トルティヤの中にあるのは、衣が少々甘いフィッシュフライと、アボカド、トマト、紫玉ねぎ等。それにタコスソースがかけてある。これはずいぶんマイルドな味だ。一口一口、ずいぶん幸せにしてくれる時間だった。
その一方で、夫が選んだのが、このパンケーキセット。ずいぶん典型的なダイナーメニューである。この辺が生まれた国の違いが出るところである。アメリカ人の夫は、これをずいぶんご満悦な顔で食べていた。これは、日本人が朝食に味噌汁を食べるのと、同じような習慣だと思う。アメリカではずいぶん「肯定的」に受け入れられている朝食メニューである。
なんだか、日曜日の朝食をデニーズで取るのが習慣になりそうな気がする。
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