前日、地元情報誌で見つけたツアーガイドは、大きな帽子を被り、白の水玉が入った赤いワンピースを着て登場した。その日に集った観光客は、私達夫婦だけだったので、彼女が運転してきたバンを、私達夫婦が貸し切ったと言う訳だ。「カメラマンは、前が良く見えるこちらの席を」と言うので、私が助手席に座り、夫が後ろの席に着いた。この町の歴史を語りながら、彼女が最初に私達を連れて行った場所は、「ソーンクラウン・チャペル」だ。「ソーンクラウン」とは、「イバラの冠」という意味。その名に相応しく、ガラス張りの建物は、菱形格子が美しい木製枠によって繋がっており、その様はキリストが被った「イバラの冠」のように見える。オザーク高地の風景に馴染むようにと、枠には地元の木材が使用された。この建物をデザインしたのは、フランク・ロイド・ライトに弟子入りしたフェイ・ジョーンズで、数多くの賞を受賞している。
ガイドが「チャペル内で写真を撮る時は、座っていなければならない」と言うので、着席して写真を撮った。インターネットで良く見るように、中央から写真を撮る事ができなくて、残念だった。
チャペルと教会の違いは良くわからないが、この建物の中には重々しいキリスト教聖人の人形や絵画等は、全く無かった。ガラス張りの建物内に椅子が並んでおり、十字架に穴が開いた木製の灯籠が、壁に掛けられているだけだ。
随分シンプルで、想像していたより、かなり小さかった。このチャペルでは結婚式が行なわれるようで、私の同僚の友人が、ここで結婚式を挙げると言っていた。
こちらのチャペルで、キリスト教徒以外でも結婚式を挙げられるのか、ご存知でしょうか。チャペルにメールをしたのですが、返事がこないので・・
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