2010年3月14日日曜日
ルイジアナ州から、セントルイスへドライブ!
ミシシッピー川流域のリバーロードにあるプランテーション「ローラ」を見学し、その近くのレストランでケージャンフードの「ガンボ」と「ザリガニ」を食べた後、私達はミズーリ州セントルイスに向けて出発しました。そのレストランでは、茹でたザリガニやエビを1ポンド単位で購入できるので、本当は、ごっそり買いたかったのですが(しかも破格値!)、夫に「これから長いドライブするのに、そんなもの買ってどうするの」と言われ、渋々諦めました。でも、ランチで食べ残した分は、しっかりお持ち帰り。その夜泊まったホテルで、こっそり食べました!
さてさて、この先は、とても長いドライブです。ルイジアナ州はメキシコ湾に面し、メキシコはすぐそこ。そこからアメリカ大陸のほぼ中央にあるミズーリ州セントルイスまでドライブしようって言うんですから、かなり無謀な計画です。それも出発したのが、午後3時近く。最初、私は、セントルイスに行くんじゃなくて、もっと近道してアーカンソー州のリトルロックを通って、カンザスシティーに帰ろう、と提案したのですが(地図を見てください!その方が遥かに距離が短いです!)夫が「アーカンソー州は大きな高速道路が通っていないから、一車線の田舎道をのろのろ走る事になる。それよりも、元来た道を戻って、セントルイスに行こう」と、絶対的発言権を行使し、私のプランを却下しました。ということは、今朝一時間程西にドライブしたことは帳消しになり、また東方面のニューオリンズまで戻ってI-55に乗り、そこから長いミシシッピー州、テネシー州、アーカンソー州を越えて、ミズーリ州のセントルイスまで行こうという計画です。ここで短気な妻が怒ったかというと、そうではなくて、「それなら、行きたかったセントルイス旧裁判所に行こう!ラッキー!」と、既に旅を最大限に有効活用することにしました。
最初夫に運転してもらい、私は居眠りをし、気付いたらミシシッピー州のガソリンスタンドにいました。ここでトイレ休憩をし、(アメリカのガソリンスタンドは、ドライブ旅行者の休憩所で、トイレを使うのはもちろん、大きな所だと、シャワーが使える、まるで銭湯のようなガソリンスタンドもあります。)隣のマクドナルドで、夫が確かハンバーガーと、アップルパイと、チキンナゲットを買いました。(そうそう、ガソリンスタンドには、こうしてよくファーストフードレストランが併設されています。ドライブ大国は、こうしてドライブ旅行者に優しい国です。)私はお裾分けを貰い、しばらく高速を走ると、夫が運転する私達のレンタカーは、高速道路の出口に向かっていました。「はてな?」と思っていると、「運転交代」と強制的。「え~、そんな~!」と思えど、さすがに全路を夫に運転させるのは、あまりにも不公平なのは明らかなので、怠惰な自分に鞭打つ思いで、運転席に移りました。その後私は、確か4時間くらいぶっ続けで運転!夫よりも長距離を運転したので、鼻高々です。
ドライブの最中、私達が何をしたかというと、携帯電話の「ブルートゥ-ス」という音楽サービスで、車中ガンガン音楽をかけまくって、カラオケ大会です。「ブルートゥース」の良い点は、「それに近い音楽」を選んで流してくれる点だと思います。これを利用すれば、CDなど必要ありません。この時は、渋い50年代、60年代の黒人の音楽をいっぱい聴きました。
その後2回交代し、ミズーリ州に入ると、「そろそろ今日の宿を探さないと」ということになり、夫が携帯のインターネットでホテル探しを始めました。車窓から見える地名を頼りに、ホテルに電話すれど、なかなかいい所に巡りあわず、一旦高速から下りて、本格的にホテルを探すことにしました。やっと辿り着いたホテルは、名前は忘れてしまいましたが、フロントのお姉さんが夜中2時近くだというのに、親切丁寧な方でした。この時はクリスマス前だったので、フロアにはクリスマスツリーが飾ってありました。そして「朝食には、ソーセージや、ビスケット&グレイビーソースが出る」なら、夫も私も大満足。地名は忘れてしまいましたが、そこはセントルイスから車で30分くらいの所で、ここまで来れば、明日セントルイスに行けるし、セントルイスからならカンザスシティーに戻るのは、そんなに大変なことじゃない。そしたら、その翌日は、計画通り仕事に復帰できる!今日の午後までルイジアナ州にいたのが信じられないねと、お互いの健闘を讃え合いました。ホテルの部屋は、私達にとっては十分過ぎるほどきれいで、文句無し。夫が外でタバコを吸っている間、私はルイジアナから持ってきた「ザリガニ」を、ゴミ箱を前に一人黙々と食べました。味がしみたザリガニは、冷めているのに昼間よりおいしいと思いました。部屋に入ってきた夫は、「何してるの?」と、少々呆れ気味。「冷蔵庫がないから、今日中に食べた方がいいかなと思って」と、私は言い訳。まあ、日本人はシーフードが好きなのよ。アメリカ中西部出身のあなたには、わからないことよ。
翌朝、出かける仕度をし、朝食があるバフェに直行。お約束通り、ソーセージとビスケット&グレイビーソースがありました。スクランブルエッグもありました。今回の旅行の中で、最高の朝食でした。こうして、車に荷物を積み込み、セントルイスに出発しました。
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