2011年5月2日月曜日

タイムシェアで予約したホテルにチェックイン



(この日もホテル自体の写真を撮り忘れ、上の写真は、ホテルの5階の私達の部屋からの風景です。)

 ブランソンへのドライブ旅行二日目の朝、キャンプ場を出発し、「ラディソンホテル」(http://www.radisson.com/branson-hotel-mo-65616/mobranso?s_cid=se.ggl.rad_cmp15)にチェックインする。前日バスプロショップで、「2泊99ドル」で予約したホテルだ。ホテルの受付カウンター前に、バスプロが所有する「Big Cedar Lodge」のデスクがあり、そこで最初に受付をした。翌日のセミナーの予約を、一番早い8時半に入れた。開催場の地図が渡され、「不参加だと、クレジットカードに100ドル追加請求されます」と前置きされる。セミナー会場はブランソン郊外のようだった。私達の泊まったホテルは「ラディソンホテル」という、多分1泊120ドルから150ドルくらいのホテルだ。ブランソンで一番大きなホテルの一つだろう。繁忙期ではないので、特別に朝10時くらいにチェックインさせてもらった。しかし、セミナーを開催するのは、バスプロショップが所有する「Big Cedar Lodge」( http://www.big-cedar.com/)という山小屋感覚のホテルだ。そのホテルが主催する「タイムシェア」のセミナーに参加するので、こんなお得な旅行が実現したというわけだ。

 セミナーの予約をした後、今度は「ラディソンホテル」の受付に行き、やっと部屋の鍵を渡される。指定された520号室に行き、シャワーを浴びた。部屋は五つ星級ではないが、通常私達が泊まるモーテルに比べれば雲泥の差で、最近アップグレードされたばかりのキングサイズベッドは角度調節可能、枕も布団もフワフワで気持ち良かった。アメニティーも充実していて、満足である。

 仕度を整え、出かける前に、ホテルの中を少々見学した。地下にレストラン、ジム、プールがあるようだった。売店のようなピザ売り場を覗いていると、そこで働いている従業員が、レストランの中を案内してくれた。そこはバーのようで、夜になると開店するらしい。そのバーの横にある通路に、ずらりと額に入った写真が壁に飾られていた。そこは戦死した兵士達を讃える場所のようだった。戦争を放棄した日本とは、かなり違うアメリカを見る瞬間である。神道を利用し、天皇を神のように仰ぎ立て、絶対服従を要請した戦前の軍事国家日本を終焉させたのは、アメリカなのに、アメリカがある意味、戦前の日本のように兵士達を「ヒーロー」と呼ぶのは、未だに違和感を私は感じる。アメリカが、日本のようにならなければ良いが、と思う。日本人の私にとって、自分の国が「戦争」に参加していたのは、第二次世界大戦までだ。随分、過去の話だ。しかし、アメリカでは現在でも戦争に行く。最近知ったことだが、現在の50歳代までは、若い頃に「徴兵された」、つまり「強制的に戦争に行かされた」経験を持つ人が多くいるのだ。もちろん徴兵制度は、アメリカでは廃止され、現在では職業として志願した軍人のみが戦争に行くが、ベトナム戦争までは、一般の若い男子が、普通に戦争に送られていたわけだ。夫の母は、「自分は女だから、戦争に行かなくても良かったことが、どれだけ救われたか知れない」と言った事がある。その頃生まれたヒッピー文化も、戦争に行かなければいけない不安を背景にしていると言える。こういう感覚は、今の日本人には無い。後に知る事になるのだが、ブランソンは、随分こうした保守的なアメリカ人、つまり戦争をある意味「美化」する人が多いと思う。

 とまあ、そんなブランソンの一面を知った後、ホテルを出発した。

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