2011年5月15日日曜日

ブランソンのシーフード食べ放題レストラン、Starvin’ Marvin’s



 キューピー博物館を出た後は、その前に寄った激安チケット売り場に、また立ち寄る。ここでのことは後ほど語るとして、そこに居た「トム」という男のお勧めレストラン「スタービン・マーヴィンズ」というシーフードの食べ放題レストランに行った。二日目のディナーであったが、この時が初めての「外食」だった。ブランソンにある大量の広告から見つけたクーポンで、一人2ドルほど安くなったと記憶しているが、それでも、最終的に、チップや税金を入れて、50ドル近く払ったと思う。だから決して安くはない。そこの食事は、それほど感動する物では無かった。南部の方に行くと、「揚げ物」が多くなるが、ここでも主流は揚げ物で、シーフードの殆どは、フライだった。基本的に私は、フライをあまり食べないようにしている。カロリーが高いだけでなく、「新鮮な魚本来の味」がしないからだ。フライにすれば、全てフライの味がする。日本人の私好みでは無い。

 ここで生まれて初めて、「蛙」を食べた。蛙の「足」を、口の中で強く感じた。形が分かった。意外に大きかった。あまり感じの良い物では無かった。よくアメリカ人は何か新しいものを食べた時、「チキンのような味」と何でもかんでも「チキン」にするが、そんなアメリカ人の真似はすまいと思えど、やはり「チキンのような味」と思った。ニューオリンズで食べた「ザリガニ」もあった。ケージャン風が、そのレストランのテーマなのか、辛くて食べられないほど、スパイスがかけてあった。

 蟹はフライでは無かったし、蟹を食べられる機会はあまり無いので、大量に確保し、夫と分けて食べた。アメリカ人は茹でた蟹に、溶かしバターをつけて食べる。私達のテーブルにも、小さなカップに入ったバターと、蟹の殻を砕く道具が届けられた。蟹は、随分食べにくい。殻がやたらとでかく、苦労してむき出した身は、意外と小さい。頑張った割には、ご褒美が少ないといった感がある。

 カンザスシティー出身の夫は、バーベキューリブを沢山皿の上によそった。しかし、バーベキューソースが甘すぎて、食べれたものでは無いと言う。私も一つ食べてみたが、こってりソースは、甘過ぎた。そこで夫は、ウェイトレスに、「ソースをかけずに、リブだけ持って来てくれ」と注文する。しばらくすると、ソースがかかっていない、焼かれただけのリブが、テーブルに到着した。夫は「こっちの方が、よっぽどましだ」と言った。「カンザスシティーに住んでいる僕らは、随分甘やかされた環境にいる」という感想も述べた。カンザスシティーはバーベキューで有名で、自分の舌はもっと肥えているということが言いたかったのであろう。自分が「甘やかされた環境に居る」とは思わないが、一々反論する必要も無いと思い、「そうだ、そうだ」と相槌を打っておいた。

 とまあ、あまり満足する夕食ではなかったが、この後、ブランソンで初のショーに行かなければならなかったので、あまり長いすること無く、そのレストランを出発した。

0 件のコメント:

コメントを投稿