2012年5月16日水曜日
卒業パーティー
実を言うと、この卒業パーティーの会場探しに、私は随分精を出した。何件かレストラン巡りをし(このブログに書いた以上の数!)、ワイナリー(!)やレストランに会場費としてどのくらい経費がかかるのか、メールの問い合わせをかなりした。はたまた、公園でピクニックなんてことも考え、インターネットを酷使して、予約費用のチェックもした。
しかし!私の努力は全て無駄に終わり、夫は「ノー」の連発。もうどうでもいい!好きなようにやってくれ、私はもう干渉しないと、しばらく放っておいたのだが、やっぱり人間、自分を変える事は難しいらしく、夫が選んだのは、「Minsky's」という、私達にとっては、とってもおなじみのピザ屋。これは、数年前の夫のいとこと、全く同じパターン。ああ、それだけは避けたかった、おばさんと同じ事しか出来ないなんて!と思っていたのだが、Minsky'sは、卒業式があった大学キャンパスから近く、店内も広々、予約しなかったから、もちろん予約料なんてのも取られなかったし、ピザはどでかく、四つ頼んでも大量に余るほどだった。私が最終的に払ったチップ&税金込みの値段は、130ドル以下だった。大量に飲まれたビール代込みの値段である!これは、大当たり。メールで問い合わせたレストランの中には、部屋代だけで300ドル要求する所もあったので、こりゃ、大バーゲンだわと、経費支払い係りは、思ったのであった。
さて、卒業式も終了し、外での大写真撮影大会を終えて、いよいよそのMinsky's Pizzaに移動することになった。Minsky'sはカンザスシティー近郊に何件か店舗があり、叔母達は道順が良くわからないようだったが、とにかく出発!案の定、途中で夫の携帯に電話がかかり、また一から説明している。それも終わって、やっと駐車場から出ると、友人の一人が、駐車場に到着した。学校では会わなかったので、卒業式には出席していなかったのかと思ったが、ちゃんと会場に行ったという。全く知らなかった。もう一人の叔母もレストランに最初に到着しており、彼女もキャンパスでは見なかったが、卒業式に出席していたという事だ。
しばらくして、どやどやと叔母さん、姪、従弟がやって来る。にぎやかである。夫はレストランでもずっと卒業式のガウンと帽子を被り続けていた。これで周りの客にも、卒業パーティーをしているのは、一目瞭然だろう。私は、こういう機会がある度、つくづく思うのだが、卒業式だろうが、葬式だろうが、それは寄り集まることの口実で、結局、夫の親戚一同は、こうやって一緒に食事するのが、大好きなのだ。私が嫁入りした家は、そんな家庭だ。
ピザを食べて、ビールを飲んで(私はダイエットコーラを飲んだが)、夫も親戚達も、満足そうだった。この卒業パーティーの為の私の努力は何も役に立たなかったが、夫は満足そうだし、それが一番重要なので、よき思い出になった。
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