2012年9月28日金曜日

アーカンソー州バッファロー・ナショナル・リバーの旅5/カヌーに初挑戦!



 到着二日目は、私にとって人生初のカヌーに挑戦!前日ラッシュの岸辺で出会ったカヌー業者に、夫が電話したがつながらず、キャビン近くの店Wild Bill's Outfitterで、カヌーを借りる事にした。6時間コースに申し込み、指定された集合場所に車を走らせると、カヌーを積んだトラックがやって来る。運転手の他に、若いカップルが一組居た。そのトラックに乗り込み、4マイル上流の岸辺に降ろされ、そこから下流になる最初の集合場所まで自分達でカヌーを漕いで戻るという事だ。運転手は私達にライフジャケットを貸してくれたが、着方が良くわからない。それで、「これを着て水に浮かぶ事はできるかもしれないが、首が絞められて死ぬかもしれない」と言うと、運転手も夫も笑っていた。どう見ても水不足のこの川、ライフジャケットを着る必要があるのかと聞くと、運転手は「無い」と言う。規則だからやっているのだろうが、万が一ひっくり返って川に落ちても、足が充分届く深さなのだ。それどころか、水が無くなってカヌーが漕げなくなるほうが心配なほど、水は浅い。それでそのライフジャケットは運転手に返し、持参したクーラーボックスとタオルを積んで、いざ出発だ!




 この写真は、出発前に運転手に撮って貰った。二人だけで旅行していると、誰かに頼まない限り二人の写真が撮れないので、私は機会があれば頼むようにしているのだが、夫が、「日本人の君に頼まれたら、誰でも嫌とは言えないよな~!」と笑っていた。そんなもんかい。



 一緒にトラックに乗っていた若いカップルは、あっという間に漕ぎ出し、既に見えなくなっていた。トラックの中での話しによると、以前にも来たことがあるらしく、私達よりも遥かに経験がありそうだった。




 カヌーは一旦漕ぎ出せば、そんなに難しくない。私が前に乗り、夫が後ろに乗った。旅行に出る前に、これまたYouTubeのビデオで、「転覆しないカヌーの乗り方」を学んだ私達だ。要するにそのビデオによると、カヌーで転覆したくなかったら、なるべく重心を低く取るべきだと言っていた。上に重心があれば、それだけ揺れやすいので、膝を床に付けるのがベストだそうだ。「膝を突いていたら、痛くなるのでは?」という人には、下にマットを敷いたり、膝当てパット(バレーボール選手がつけるみたいなやつ)を装着せよと言っていた。

 しかししかしだ。「なんか前に進まないな」と思い、ふっと振り返ると、なんと!





夫がビールを飲んでいた!!ちょっと、どういうこと!!私がこんなに一生懸命漕いでるのに!大体、私が撮った写真の中に、カヌー上に居る時に撮った写真は一枚も無い。いつも休止している時の写真だ。しかし、夫の携帯カメラで撮った写真は、漕いでいる時のものが殆ど。ああ、水の上にカヌーを漕いだ跡が見える。あれは、私が漕いだカヌーの跡だ!

 所々、深くなっている所もあれば、浅くなっている所もあり、たまに岩にぶつかりそうになる時もある。そんな時は、急いで方向転換をさせないといけない。途中、夫が「泳ごう!」というので、岸辺に上がり、水着は着ていなかったが、水の中に浸かってみた。周りに魚がいる時もある。水は結構奇麗だった。



 さて、6時間コースに参加した私達だ。お弁当持参で出発した。お弁当はもちろん、「おにぎり。」夫と結婚して、つくづく良かったと思うのが、彼が日本食好きである事だ。特にお寿司とおにぎりは大好きで、「今度いつ会社の皆に寿司作ってくれるの?」と、せがむほどである。この日の朝、おにぎりの具が無い事に気付いた私は、なんと缶詰のコーンとインゲンをご飯に混ぜて握り、海苔で巻いた。それを、「うまい、うまい」と言って、喜んで食べるアメリカ人夫。ありがたい存在である。「他のアメリカ人にも、おにぎりを食べさせたいね~!」と言うほどだ。このおにぎりを、カヌーの上で食べた。



 かなり散らかっている私達のカヌーだが、結構準備万端で行った。カヌーに載せるものは全て水がかかると覚悟した方が賢明で、私達はカンザスシティから持参したクーラーボックスを持って行った。カヌーに載るか心配だったのだが、問題なくスッポリ入る。カメラも心配したが、私はクッション製のカメラバッグを持っており、漕いでいる時は写真を撮らなかったので、全く濡れなかった。ゴミや飲み物を川に流すのは厳禁で、見つかったら罰せられるらしい。

 こうして気持ちよくマイナスイオンを満喫し、美しい風景を愛でていた私達だが、ふと見ると、集合場所だった橋が見えてくるではないか!ということは、もうお終い?え!6時間コースなのに、たったの2時間半で着いてしまった!一日中カヌーをする事を夢見ていた夫は、がっくり頭を垂れて、その後かなり怒っていた。確かに私達(私)は、一生懸命漕いで、少々漕ぎすぎたのかもしれない。確かに途中で最初に出会ったカップルを追い越したかもしれない。しかしだ!6時間コースで、2時間半しかかからなかったということは、余りにも短すぎると言うものだ。川や水の深さによるのだろうが、4マイルで6時間は絶対かからない。私達も途中、何回か短い休憩を入れた。だから、漕いでいた時間は、多分2時間くらいだ。これからは、この経験を基準にカヌー業者選びをしなければと、今回のことは教訓になった。


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