2012年11月4日日曜日

ヴァンパイアのハロウィーン晩餐会


 今年は珍しく夫の仕事が休みの日にハロウィーンがあたり、それじゃ張り切って飾りつけをして、ハロウィーンパーティーを我が家でしよう!と、夫と話し合った。そこで私が思いついたのが、映画「リンカーン/秘密の書」(http://www.foxmovies.jp/lincoln3D/)に出てくるヴァンパイアの家。場所の想定はニューオリンズのプランテーションで、そこに黒人奴隷のオーナーであるヴァンパイアが住んでいるというわけである。そこにヴァンパイアハンターのエイブラハム・リンカーンがやって来るのだが、それが今回のイメージ。私がヴァンパイアで、夫がエイブラハム・リンカーンになった。

 さて、上のディナーテーブルを作るにあたり、まずスリフトストア(リサイクルショップ)に行き、テーブルクロスにした紫の布(元々はどこかの家のカーテンだった模様)、銀食器(これがもう、笑いが止まらないくらい超お買い得!)キャンドル立てを購入。私のコスチュームもこのスリフトストアで買った。なかなか気味悪い感じが良く出ていると、大満足。キャンドル立ての後ろにあるかぼちゃは、本当はそれまでに料理するつもりで買ったのだが、結局時間がなくなったので、「じゃあ、飾りの一部にしよう!」と思いつき、晩餐テーブルの上に載せてみた。気味悪度が増すというものである。



 これが晩餐テーブルの全体像とヴァンパイアの女主人。(後ろのドアが閉めてない事が、悔やまれる。)私はヴァンパイアに見えないと苦情が来そうだが、メイクアップに失敗し諦めた。でも映画の中で、ヴァンパイアはこんな風な衣装を着ているのである。ドアの周りの花柄布も、スリフトストアで購入。これをドアの周りに付けた時、「キャー、Creepy!(気味悪!)」と私が言うと、夫が「実際にこんな風なデコレーションをする人は沢山いるんだよ」と言い、二人で大笑いした。ニューオリンズのプランテーションの感じが少々演出できたと思う。それでは次に、一つ一つの食事を紹介しよう。メニューは、インターネットでいろいろ検索し、次の物を採択。



 こちらは、お墓のケーキ。ハロウィーンメニューを検索すると、こんな風なケーキが沢山出てくる。そこで、家にあったケーキミックスで丸いチョコレートケーキを焼き、半分に切って中にココナッツチョコレートクリームを塗り、残りも上に塗った。その上に既成のクッキーを付き立てた。簡単、簡単。我が家にやって来たハロウィーンゲスト達の大半は、「家で食事をしてきた」らしく、(ナニ~!)このケーキまで辿り着けた人が居なかったので、翌日、夫に会社に持って行ってもらった。家に帰ってきた夫は、「会社で、全部完食!みんな、おいしいって喜んでたよ」と言ってくれたので良かった。会社の同僚達は、「これ、奥さんが作ったの?」と、驚いていたらしい。フフンってなもんである。




 パンプキン・ライス。これは「怖い」メニューではないのだが、パンプキンを切って味付けをし、後は普通に炊飯器でご飯を炊けばよかったので、作ったみた。私は個人的にこれが一番気に入っている。(やはりご飯好きな日本人。)



 ミイラホットドック。冷凍パイ生地を細長く切り、半分に切ったソーセージに巻いて、オーブンで焼いた。パイ生地が包帯というわけである。これはかなり好評で、(アメリカ人はホットドック大好き!)殆どがこの日に消費された。横のケチャップを付けて食べる。バーベキューソースも良いかも。




 こちらは得に料理したわけではないのだが、真ん中にあるチーズをスーパーで見つけ、「フムフム、これを人間の脳に見立てる事ができる」と思いつき、購入。なので、「人間脳みそチーズ」である。周りのブラックグレープが、随分薄気味悪いと、満足。



 ミイラポテト。ポテトに切れ目を入れ、味付けをしてオーブンで焼いた。レシピによれば、この上にパルメザンチーズをふりかけるべきなのだが、当日はそんなこと、コロッと忘れていた。




 写真を撮るのを忘れ、夫が既に皆に切り分けていたので、全体像写真が残っていないのでが、この写真の中のライスの上、ミイラホットドックの右にあるのが、私が最も時間をかけた、「血にまみれた骨」である。種明かしをすると、普通のラザニアのようなレシピなのだが、ラザニアパスタの代わりに、リガトーニという巨大マカロニみたいなパスタを使用。これはかなり好評で、前日に下準備をしたソースを夫が「うまい、うまい」と言って、パスタにつけ、傍らで食べていた。前日までに、「後はオーブンで焼くだけ!」の状態にし、当日オーブンで焼いた。夫の姉が、「このソースは今まで食べた中で、一番美味しかったわ」と言ったので、彼女にメニューのコピーを渡した。

 他にも、クッキーを前日に焼き、キュウリ入りサンドイッチも作った。サンドイッチは四角に切り「墓石」のつもりだったのだが、切り方があまり良くなかったので、わかってもらえなかった。

 それでは次に、飾り付けをご紹介。今回のテーマが「ヴァンパイア所有プランテーション」だったので、なるべく暗いこわ~いイメージになるように挑戦。



 Party Cityというパーティー用具専門店で、上の写真を購入。本当は一枚の大きなビニールシートの上に、このような怖い写真がいっぱい載っていて、タペストリーのように壁や窓に貼るものなのだが、ビニールシートが少々安っぽかったので、切り抜いて、絵の額に貼ってみた。その上に蜘蛛の巣に見立てた綿を被せ、おもちゃの蜘蛛も這い回らた。




 こちらも怖い写真の切り抜き。私のヴァンパイア叔父さんである。


 私のヴァンパイア兄弟。この鏡を曇ったふうにしたいと思っていたのだが、ビニールシートを被せたら、ちょうどいい感じに見えた。


 結構切り抜くのに時間がかかったヴァンパイア作成アート。型紙をインターネットからコピーし、本当は額に入れたり、窓に張ったりするべきだったのだが、時間が無くなったので、一枚の白い紙に全てを貼った。これが唯一のオトボケ系デコレーションだ。実はこの他にも、コウモリの型紙があり、それを黒い紙になぞって切り抜き、天井付きファン(扇風機みたいな物)の羽の下に、糸で吊り下げた。ファンをゆっくり回せば、コウモリがブルンブルンと飛ぶと言うわけである。



 外の飾り付けはあまりできなかったのだが、夫に風船を膨らませ、外に飾ってもらった。



 夫の母が持参したパンプキン。玄関口に飾らせてもらった。パンプキンは、次のサンクスギビングの飾りにもなるので、しばらく外に置いておくつもり。左下に小さく写っているのが、夫作成のパンプキンキャンドル。本当はオレンジ色の紙袋に電池入り小型キャンドルを入れるつもりだったのだが、オレンジ色の紙袋が見つからず、マフィンの型で代用。これも外に飾った。

 前々日は夜中の2時まで、前日は3時半まで準備に追われ、当日は会社を早退し、最後の飾りつけと料理をしたので、「なんでここまで頑張らなきゃいけないんだろう」と思った時もあったが、やれば達成感があり、楽しい思い出ができたので、これからヤミツキになりそうである。実は来年の予定も既に計画済み。それは来年までのお楽しみである。

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